「腸内の細菌バランスと老化の間には密接な関係がある」といわれています。
生後5日目ぐらいの赤ちゃんの腸内は、ビフィズス菌など腸内をきれいに保つ“善玉菌”でいっぱいです。ところが、離乳期になり大人と同じ食事を取り始めると、中間的な菌が増えて、良い菌(善玉菌)が減ってきます。
その後、成年期を通じて両者の勢力分布にそれほどの変化は見られませんが、55〜60歳を境にビフィズス菌が減り、それまで少なかったウェルシュ菌や大腸菌などの悪い菌(悪玉菌)が急激に増加してきます。このような腸内細菌の変化は食生活によっても大きな影響を受けます。
例えば、中高年会社員の「腸年齢」は実年齢よりも高い場合が多いといいます。宴会続きで飲酒量が多かったり、ストレスたまって胃腸に負担がかかったりすると腸内細菌バランスが悪くなってしまうからです。
「最近では10代や20代の若者でも、腸年齢が老人化している人が目立つ」ようになってきたというのです。 (理化学研究所・微生物系統保存施設の辨野室長談より)
若い女性の腸内細菌の状態を調べたところ、60代といってもおかしくない人も多いという結果になりました。 |